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2024  11  24   日曜
​ラベル

 

その欲の由来を知る

求めている状態と、満たされている状態を

鮮明にする

好き嫌いと、無関心を覚える

白黒つけるのは嫌いだし

ラベリングするのも嫌い

名前をつけてあげたほうが楽になることもある

何を求めたいのか

​まだ何も求められない

​​

2024  11  11   月曜

吐くほど寂しい

季節が変わっていくとき大抵そうなる

今日は楽しくて、そして雨が降って

気づいたら過ぎてった瞬間が

2度と来ないことを

内臓がキュッてなるくらい実感して

​吐くほど寂しくなった

​​

2024  11  1   金曜
​シマシマ

志々島と豊島の記録

独特の景色がそれぞれの島に棲んでいる

梨木香歩の海うそと言う小説を思い出した

内容は曖昧にしか思い出せないけど

小説の空気感や寂寞さ、懐かしさを

​思い起こす

最近は羊文学のアルバム、ざわめきを散歩に聞いている。

奥飛騨で住み込みをしている時にリリースされて

 

大声で歌いながらひたすら国道の隅を歩き続けていた。

​だからだろうか、とても歩きやすくなる

​得意だと思っていたことが、本当は寂しくて

小さい時から勘違いしていたんだと

大人になって気づくことがある

自分を可哀想だと思わないための

子供の精一杯の解釈を、

 

再解釈する機会が​大人の余裕ってやつか

2024  10  31   木曜
​あきみち

​赤ワインを買った

ティーポッドを買った

革靴を履くようになった

厚手の靴下を履くようになった

食べる量が増えた

ビールを飲む量が減った

選択が乾く時間が伸びた

日焼け止めの減らなくなった

猫が増えた

太陽の位置が変わった

​水を飲むことが減った

2024  10  28   日曜
​祭典

 

十月は祭りの季節。それは日本に限った話ではないと思う

夜が長くなり始めることで、あの世を意識するからだろうか

二十代では目に止まらなかった出来事が、今は良く見える

 

感謝を奉納する儀式、私はどうやって表現しようか。

 

次の表現について、心に聞き耳を立てている。

今までやってきたことをブラッシュアップしてやるのは理性の話

本当はもっと未知のことをしてみたい。

作品というのは、公開してなんぼだという自分の常識を無視して

より個人の経験にのみブチ刺さる鋭利な罠を作りたい

​のか?

​作品を作るという概念を疑っている

2024  9  18   水曜
​宇曽利山

 

下北半島の先端、恐山と田辺部に行ってきた

シャーマンキングの舞台だったこともあり

20年前から来たかった。

温泉、地獄、土産、宴会

あの空気感が強く感じられた。

あの世とこの世を繋ぐ場所というキャッチーなコピー

わかりやすく地獄の景色と浄土の景色が共存していた

宿坊では高山から来た男性と相部屋になった

夜はとても暗く静かで、少しの物音も怖かった

室内で寝ているのに時々強い硫黄臭が漂ってくる

早朝は仏前にてお務めをした。

 

少なくとも私が好きな人たちに健やかに穏やかにいてほしい

 

 

​風車が切なく、湖のほとりで回り続けていた

2024  9  13   金曜
​移動時間

 

恐山に行くために、5泊6日の電車旅

一日中移動していると自分の時間を100%過ごせる

入れ替わっていく乗客たち、景色

恐山の坊主が言っていた

比叡山でも高野山でもなくここに来ることは

それだけで難しい。その旅路が十分な祈りになる

家に帰るまでが参拝です。

宇都宮、秋田、沼津にて朝まで散歩をした

知らない夜散歩が楽しい。

2024  8  11   日曜
​noroi

 

​​​​​

求める気持ちや

 

もったいないという気持ちが出てくるとき

​自身が少しずつ縛られていく

感情の陰で​気づかないうちに

分けられることは分かるけど

​分けられないものは分からない

嬉しいことや、優しさで満たされて

傲慢になって、呪いを抱えることすらある

寂しさ​は呪いを検知してくれるよ

2024  7  31   水曜
sio

 

​手放したくないものほど失う価値がある

2024  7  12   金曜
site

実家のまわりを歩く

この季節は田んぼに水が引かれて青々としている

住宅街の隙間で育つ田んぼ

昔は田んぼの隙間に建てられる住宅だったはず

暑くて眩しくて、限界の中で見つけらたのは

割れた地面、埋まりかけの蓋、水と草

ありふれた光景を日差しが撮らせた。

歩いていて気づいたこと、車の近くが一番暑い

夜の地面は岩盤浴のように不自然に暑い

薄くてすぐ乾くPchiPchi最先端繊維服よりも、

 

厚くて吸水しすぎないコットン系ゆるシャツのほうが快適指数が高い

汗は夏のアクセサリー

​そして今日から部屋にエアコンがつきました​

2024  7  10   水曜
​Seoul

7年ぶりのソウルへ

海外に行くのは楽しい

​初めての海外がソウルだった

良い店を当てることもできた

​宿はひたすら面白かった。

2泊3日で日本に帰ると晴れ渡っていた。

あまりにも季節が進んでいるように感じて

あの旅は夢だったような感覚。

 

そういえば海外に行く時はいつもそうだ

​そして本当によく夢を見るようになる。

​脳がビリビリ喜んでいるのがわかる。

2024  7  8   月曜
​虫送り

日本に夏が来た

本当に暑い。

 

本当に驚く暑さだ

なぜか「あっちいね」がしっくりくる

日本には夏の行事がたくさんある

虫送りを始めた人はきっとアーティストだったのだと思う

不思議なアイディアを思いつき

 

そしてそれを多くの人と行うことができる人望。

​あっちいね

2024  6  13   木曜
Yashima

理由もなく、悲しくなると思っていた

心をあやすのに必死で気づけない

気づけないことでどんどん感情に囚われる

体を追い込んで酸素を取り込む

悲しい物語を読んで涙を流す

少しスッキリしたら気づけることがある

ただのバイオリズムなんかじゃない

知らないうちにちょっとずつ傷ついていたり

この季節になると思い出す、切なかったたくさんのこと

熱くて湿ったい空気と日差しで、肌から呼び起こされる

歳を繰り返すごとに増えていくのだとしたら

それを補うほどたくさんの癒しが欲しい

2024  6  10  月曜
Hometown tour

iPhoneによれば帰国して平均歩数が倍になった

カメラを新調した 直すより安かったから

映画をたくさん観ている 良作にたくさん出会った

国内をたくさん移動している 縁のおかげだ

デリーのデジタルレジデンスに参加している

歩数は減ったが海外生活ではとても体力がついたようだ

どれだけ遊んでも遊び続けることができる

コーヒーを飲む量が減った 代わりに紅茶が増えた

体重が元に戻りつつある

 

完全に戻らないのは伸びた髪の分だと確信している

私は私を頑張っていますよ。

2024  4  20  土曜
sagrada familia

サグラダファミリア

これからバルセロナにいく人には

 

どんなに金欠でも入ることをお勧めする

圧倒的な空間と入場料

私は他者と同じ神を信じてはいない。

 

それでも美しいという感覚をなんとかして他者と共有したい。

 

そういう類の祈りが表現者としての根源にある。

この空間からはそれと同じものが息づいていたようだ。

ガウディ、そして様々な年代のアーティストたちが

その祈りを受け継いで積み重ねている。

アートのプロセスそのものだと感じた。

地震がない地域では、古い建物が当たり前に今も

​生きている。それはとても美しい今だ。

2024  4  19  金曜
​Tourist tour

観光客を観光した。

それぞれの楽しみ方が表情から溢れていて

一人旅でも楽しくなった。

地元の人もなんだか楽しそうな気がして

陽気な空気を満喫した。

 

 

日本に帰ってきて、体のサイズの違いにまだ慣れない

周りが大きい人ばかりだったから、日本に帰ってきて

​まるで自分が少し大きくなったかのような錯覚になる

アイコンタクトも大きな違いだが

日本人には会釈というボディランゲージがある。

目を合わせなくても頭を垂れることで

あなたを認識していますよと表現する。

2024  4  18  木曜
​Barcelona

3月に3泊四日で行ったバルセロナの記録。

桜が咲いていた。

空気の質感もアイルランドとは違って暖かかった。

住民のリズムや温度もどこか都会的であった。

都会的というのは、様々な異分子を受け入れるとも言えるし

無関心でいることでもある。

田舎で他人に興味のあるアイルランドの

フレンドリーな気質は、より暖かく感じた。

なにを寛容と感じるか、居心地がいいと感じるか。

とても個人的なことだ。

私は今日本に帰ってきている。

様々なことが、一年前とは違って見える。

​アイルランドの風を纏い続けたい。

2024  3  29  金曜
​一年の風

3月の風を覚えていたのは肌だった

鼻の奥にフレッシュな空気が届く

皮膚から脳へ記憶がつながった。

1年の経験。

366日を過ごすことは、数字の目標だったけれど

過ごしてみれば、そんな身体感覚が得られた。

大西洋の空気。

生まれ変わるなら人間以外にと思っていたけれど

今はまた人間に生まれたいと思えるようになった

幸せを自覚すると寂しくなっていた感覚は過ぎて

今は柔らかく自覚できる

際の際で掴んだ、時間の核心

時は一方向に流れているものと思っていたけれど

今は点で捉えることができる

全ての瞬間が隣り合わせに存在している

言葉にするのはまだ難しいけれど

永遠の別れは存在しないはずだ。

​会いたいと思えば、本当に触れられる実感。

2024  2  23  金曜
Generation

私たちは同時代に生きている

場所は違っても

まだ会っていなくても

全員が全員のパートナーになれる素質がある

2024  1  21  日曜
Derry

壁が残る街デリーあるいはロンドンデリー

この街の呼び方でその人の立場が押し計れるという

英国の正義はなんだったんだろう。

 

支配を恐れ支配することにした

私もコントロールしようとされるのがものすごく嫌いだ

交友と侵略は表裏一体 呪いと祈りも然り。

歴史がまだ新しく、今も一時的な和平と思っている人も多い

今回ニュージェネレーションの人に案内してもらったが

しっかりとその文脈が教育されている。

日本の原爆教育がよぎった。

教育、トラウマの継承。

 

繰り返さないために傷を継承し続けなければいけないのか

2024  1  17  
border

アイルランドとユナイテッドキングダムの国境に行ってみた

デリーから西へ川つたいに2時間半ほどのところだ

牧草地に伸びるアスファルトの道に二つの標識があるだけだった

世界に境を引きたがる人類

私とあなたを分けたがる。数字という架空の概念で自らを縛る

そうしないと捉えることができないから不安なんだろう

安心するために自由を犠牲にしてきた人間たち

本当に自由を欲する人間なんているんだろうか。

人間にとって都合のいい自由とは、選択肢がある状態であって

境のない状態のことではきっとないだろうけど

​もし本当に自由な人間がいたら、話をしてみたい。

2024  1  11  
giant causeway

新年は北アイルランドのDerryにきている

そこからさらに北の海岸へ行くと巨人の石道がある

アイルランドの冬は晴れれば晴れるほど寒い

ヨーロッパで最も美しい車窓だと地元のアーティストに聞いた

納得した。観光らしい観光は久しぶりでとても楽しかった。

六角柱の地質の奇形さやダイナミックさはもちろん

崖の先端まで自己責任でのり出せるワイルドフィールド

​新しい年、どこまで行けるか

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